突発性難聴&kami’s Ears diary

突発性難聴にかかって、発症からの色々な記録を残しています。

受けた治療、受けなかった治療

 こんばんわ。

今日は私が突発性難聴にかかって、

色々知った治療法がありますが、受けた治療、受けなかった治療があります。

それをまとめてみました

 

※私は医療従事者ではないので、医学的根拠というか責任は負えませんので、

参考程度に見て頂けたらと思います

 

 

  

ステロイド点滴

これが一番ポピュラーなどこでも絶対やる療法です。

これをもって、障害が起きた聴神経を修復するという考え方らしいです。

私も、土曜日に発症して救急病院に駆け込みましたが、まずはステロイド点滴でした。

なんなら、救急病院に日曜日も来るように言われて、土日両方救急病院でステロイド点滴を行いました。

そのあと、かかりつけ病院に行ったのですが、「まずはステロイド大量投与やな!」っていうほどです。

そこから漸減投与っていって、大量投与していきなりやめると、体に負荷がかかるので、少しずつ量を減らすという方法をどこでもやるようです。

 

デフィブラーゼ点滴

これはやっている病院が本当にないって言っても過言ではないと思います。

セカンドオピニオンでいろんな大きな病院から小さな病院に行きましたが、この点滴を行った事実を伝えるとどこでも驚かれました。

これは血中の[フィブリノゲン]っていう、血がサラサラかどうかを計る数値があるのですが、フィブリノゲンを思いっきり下げて血をサラサラにして、聴神経への血の巡りを良くして神経修復を目指すという治療法です。

多くの病院でやらない理由も教えて頂きましたが、ここでは割愛いたします。

 

一つ言えるのは、[血がサラサラになる=血が止まらなくなる]ので、難聴の後遺症でめまいふらつきがある人は、こけたり、ぶつけたりすると、血が止まらなくなり、耳鼻科だけではなく、こけたときに身体の見えないところで出血してしまうと、血が止まらない大出血事件になるのです。外科やその他いろいろにお世話にならないとダメになるってことですね。

 

 

高気圧酸素療法

これがまた大変。どこでもやっていません。

私が住んでいる関西圏では

京都大学

・大阪労災病院

・滋賀の病院(名前忘れた・・・。)

ぐらいしかやっていません。

ここで何をするかというと

潜水艦みたいな部屋に入って室内を高気圧にします。

で約1時間近く酸素マスクで酸素を吸い続ける治療です。

これも先ほどまでと同じような理屈で、血中の酸素濃度を上げて、聴神経に向けて修復を促す治療です。

 

私が入院していた病院ではやっていなくて、大阪労災病院でお世話になったのですが、そのころには発症から4w目に突入していて、1ヶ月経っていたら受け入れをしてもらえなかったようです。

1ヶ月経つと治療効果が見えないようでやるだけ意味がないといった感じのようです。

 

これはどこの病院でも共通で平日毎日10セットから15セットで設定している病院などいろいろですが、大阪労災は10セットだったので、12月の平日10回通いでこの治療を受けていました

 

内服薬

アデホスコーワ顆粒

→循環改善薬

メチコバール

→神経修復剤(ビタミンB12)

大体この2つは突発性難聴を発症した人はしばらくの期間飲み続けるようですね。聴力固定期ごろまで・・・。

 

鍼灸治療

サービス業をやってた頃に腰を痛め鍼灸にはお世話になっていました。

突発性難聴になりたて頃に相談すると耳鼻科治療を最優先して終わった頃に来てくださいとのことだったので、

一巡した、1月から週2で通っています。

耳鼻科医からしたらあんなもん、絶対意味ない!という医者も居ましたが、私としては諦められないので、できる範囲の治療を続けることにしました。

 

それこそ、鍼灸をもって首肩耳の血流を改善するのですが、

私は猫背でさらにストレートネック、なんならストレートネックでも重度で首が本来と逆側に反りかけている位とのことでした。

なので、後程お伝えしますが、ブロック注射の理屈が本当ならば、私の鍼灸治療は多少の効果が出るのでは?と思って先生とお約束した3か月は週2で頑張って通っています

-----ここからは私が受けなかった治療です-----

鼓室内ステロイド注射

これは鼓膜を切開して鼓膜内に直接ステロイドを注入して聴神経に直接アプローチする方法なのですが、

ステロイドというものがそもそも傷を治りにくくする作用があるらしいです。

つまり、切開した鼓膜が修復しにくいデメリットがあるようで、あまりやっていないようです。

どうしても!っていうならやるけど、基本どこの病院もお断り!って感じでした。

 

星状神経節ブロック注射

上頸神経節ブロック注射

細かいことは省きますが、首にブロック注射をします。

そして、首の血流改善をして、聴神経に血流改善を促します。

しかしながら、首はいろんな神経が通っているので、そもそも首にブロック注射をすること自体にまずはリスクがあるようです。

そして、あまり治療効果が耳鼻科的には認められていなくて古い治療とされていて2000年くらいはこの治療めっちゃやってたけどねー。って言われました。

聞いた話では、このブロック注射である病院では死亡例もあるようです。

しかしながら、ペインクリニックでは希望を伝えるとやってくれるところもあるようです。

 

音楽療法

これは今になってやっておけば・・・。と感じることがありますが、どこでやっているかよくわからん、本当に一部の病院でやっているような治療法のようですし、発症初期じゃないと効果がないようです。

要するにマニアックで、ポピュラーではなくて、一部の先生で実験レベルでやっているような治療なのかな?って感じです。 

 

何をするかというと、聴こえる耳に耳栓をして、聴こえない耳に音楽を流す治療法です。

 

理屈は聴こえない耳をそのままにしておくと、聞く意識がなくなると・・・。だから、難聴の耳に音を聞かせて、聞く意識を常に忘れさせないという治療法です。

聴こえる耳に耳栓をするのは正常な耳で聴こえてしまうと、難聴の方の耳で聴こえる気になってしまうからです。

 

 

これがなんで今になって、わかるかというと、

私の後遺症で耳鳴が残っているのですが、

医師に耳鳴は慣れると言われました。

そして、難聴側の耳が聴こえだしたときは、「ジジジジ」だけでもうれしく、必死で雑音を聞いてましたが、最近、意識しないとその難聴側の音を聞けなくなってしまっていることに気が付きました。

 

要するに人間賢くて、おそらく、聴こえる方の耳だけで生きていけるように自動でチューニングを始めたんですね・・・。

だから、慣れるというよりも、意識しなくなるという言い方の方が正しく思うことがあり、この治療法詳細は知りませんが、今頃少し気になりました。

 

 

 

 

この他にも、ビタミン剤の注射とかいろいろありますが、

原因不明な分、これをしたら治るを言う確立された治療はありません。

 

だからこそ、後悔なく治療を受けることを私は経験者としておススメするし、今も、しぶとく、効果出るかは不明ですが、効果が出ると思って、鍼灸治療を受けています。

 

皆さん何か参考になれば!と思います。